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::2006/10/28 色々語る。
正月の番組で、細△○子がプロ野球優勝予想で日ハムに思いきり「×」をつけた時から、今季の戦いは始まっておりました(笑)
去年は5位。開幕時には、3位に食い込めればいいかなーなんて思ってました。
えぇ、正直な所。優勝――日本一なんて思ってた人は、たぶん、選手にもスタッフにもそしてファンにもいなかったんじゃないでしょうかね。新庄はもしかしたら、「今年は優勝」ってちょっと思ってたのかもしれないですけれど。

それが、「いや、今年はちょっと違うんでないか」と思ったのが、春頃の中継ぎ陣の大活躍。何度、日記に「野手は中継ぎに土下座して謝れ!」って書きましたですかね(笑)
武田久・マイケルの酷使に、「これはシーズン途中でダメになっちゃうんじゃないか」と本気で心配しました。それくらいもの凄い使われ方をしてました。これが5月~交流戦あたりの連敗に繋がっていくんですけれども。

この時期の先発陣で特筆すべきは、やっぱり八木くんの活躍でしょうね。4月、ホークス相手にノーヒットノーラン未遂、5月は4戦負け無しでMVP獲得。本当に、八木くん無くして、今年のファイターズは語れません。
抜群の制球力、球速はないのにズバッと決まるストレート。投げ終わった後のクルっと回転するあの躍動感、アレはねぇ、すっごくイイです。素で惚れます、えぇえぇ。

ダルは序盤、苦しみましたね。2年目のジンクスだったのかな。印象的なのは、何度も書いてますけれど、西武戦で決定的なホームランを打たれてマウンドでうずくまってしまって、投げれなくなってしまったシーン。
「ああ、ダルはやっぱりメンタル面で弱いなぁ」なんて悲しくなったりしたのですが、この時期があったからこそ、後半のあの鬼神のような投球、強気の攻めに繋がっていったのだと思います。
交流戦で一番辛かったのは、久がボロボロに打ち込まれた巨人戦。あそこから次の横浜3連戦も全敗で、「今年もダメなのか」ってやっぱり思わさっちゃいました。
でも、ズルズルと行かなかった。あの時期がどん底だった。どん底ってことは、あとは「這い上がっていく」だけで。
疲れの見えていた中継ぎ陣が、精神的支柱である建山の復活と共に息を吹き返し、6月6日、新庄がドームの天井から降りてきた試合でダルが素晴らしいピッチングをして、嫌な流れをスッパリ断ち切り、交流戦の最終戦・ヤクルト戦で、それまで絶不調だったセギがホームランを放ち、そして7月。

11連勝。あの時期はホントに勢いを感じました。
序盤点を取られても、「いや、いつか逆転するんじゃないか」って希望が消える事がなくて。あの時、一気に階段をかけのぼっていけたのが、夏以降の凄まじい勢いに繋がっていったんじゃないかと思います。「勝つ」事に慣れるっていうんですか、劣勢でも諦めない事を、チームが学んだというか何というか。
中継ぎは相変わらずフル稼働、先発陣も波はあれど大崩れすることなく、打線も夏になって徐々に調子を上げてきて、そしてオールスター前のオリックス戦。
序盤、先に点を取られていて札幌ドームに重苦しい空気が流れてたんですが、負け試合にもかかわらず、ヒルマン監督は武田久をリリーフとして投入。
久がピシャリとオリックス打線を三凡に抑えて、あれで試合の流れがガラリと変わりました。ラジオを聞いていてドームの空気を感じるぐらいに、本当に変わりました。
そして打線がその空気の流れに乗って点を取り、逆転、勝利。私が「今年はもしかしたら行けるんじゃないか」と思ったのは、この試合でした。
ピッチャーが抑えて流れを変え、野手がそれに応えて打つ。野球の基本ですけれど、それがしっかり遂行出来るこのチームは、去年とは絶対に違う。「上」を狙えるチームだよ、今年は!――と。

オールスター以降は、本当に強かったです。ホークスも西武も強かったけど、うちも負けなかった。
今、ざっと数えてみたのですが、オールスターあけから9月の最終戦まで、33勝14敗なんですよ。勝率7割。
しかも、札幌ドームで「交流戦終了以降27勝4敗」ってデータもあって、そりゃ札ドで試合したら負けないっすよね、勝つ試合をこれだけ見せられたら、ファンだって燃えない訳ないっすよね。
夏になって、夏男・稲葉が絶好調で、それにつられるように不振だったセギも当たりが戻ってきて、多少先発や中継ぎがアレでも打ち勝つようになった。いや、先発も中継ぎも、相変わらず頑張ってくれていた。そりゃ負けないっすよ。
ダルは5月末の負け以降連勝続き、八木くんも、7月8月はキツイ時期が続いていたけれど、8月末、ついに10勝の壁を乗り越えた。久も岡島もマイケルも、みんなみんなそれぞれの役割をきちんと果たしてくれた。
そう、この「自分の役目を果たす事が出来た」ってのが、今年の日ハム野球だったような気がします。

1番ひちょりが塁に出て、2番賢介送りバント、3番小笠原タイムリー、4番セギ様ゲッツーだ……って感じで(中日の応援歌のメロディでどうぞ(笑) っていうか、セギがゲッツーってあたりがアレですけれど。うはは)
今年の得点王(ホームベースを踏んだ数)がひちょりで、犠打王が賢介なんですよね。ガッツが打点王&ホームラン王の2冠で。
セギの後半も凄かったし、稲葉も打ちまくった。稲葉ジャンプが出来たのは夏場以降の事なんすよ。応援団主導じゃなくて、稲葉の活躍を期待するファンが自発的に始めたって感じで。
下位打線も、実は地味に頑張っていて、特に金子のスクイズは、シーズン中に何度も見ました。日本シリーズ最終戦、同点においついたのは金子のスクイズでしたけれど、これ、「シーズンそのまま」の野球なんですね。「いつも通りの野球」をしてたんです、日ハムは。

ピッチャー陣も明確に役割分担が出来ていた。八木くんとダルは、なるべく長く投げて中継ぎを休ませる感じで、金村はもうピッチャー陣の精神的支柱(←金村については、色々後述する予定ですが)
マサルさんは、中継ぎ→先発の移動だったけれど、淡々と投げてくれた。「いつもと変わらぬ投球をすれば崩れない」ってのを示してくれたのは、マサルさんだった風に思います。ハッシーも2年目ながらなんとかローテを支えてくれたし、ベテラン立石も5回まできっちりと試合を作ってくれた。

中継ぎ陣でいえば、久。「武田久が出る時は勝ち試合」っていう雰囲気を、本当に見事に作ってくれた。相手チームに「武田久が出てきたら、もうダメ」ってのを植え付ける事が出来たし。
マイケルも、序盤は劇場が凄かったけれど、徐々に球速が上がってきてストレートが効果的に使えるようになって、元々、カーブを打てない感じだったのが、更に打てないピッチャーになってきた。
岡島の奪三振率の高さは、ピンチの時ものすごい有効だったし、オッシーも、ハムには珍しい「球威で押す」ピッチャーで貴重なリリーフピッチャーだった。
建山。「他人の出したランナーは、たとえノーアウト満塁状態でも返さない」火消し具合は凄まじかった。伊藤も、終盤、リリーフ陣が疲れてきた所で、貴重な戦力になってくれた。トーマスも順調に四球を出してくれたし(おいっ)
「この人が出たら勝てる、勝ちムードを消さない試合を作る」、「負けていても、粘りの投球で頑張る」、「勝っていても負けていてもピンチに登板して、そのピンチを乗り越える」、その役割分担がかなり明確に出来てたんじゃないかと思います。ピッチャーマニアとしては、本当に至福の一年でした。

そうそう、忘れちゃいけないのがキャッチャー陣。今年は、キャッチャー陣がものすごく研究熱心で、それが投手陣の活躍にも結びついたらしいです。
特に、クラブチーム出身でドラフト8巡目で入ってきた鶴岡くん。ダル・八木の時はもうすっかりツルがキャッチャーミットをかぶるようになりました。
ピンチになるとパニくっちゃうのが欠点だけど強気の攻めをするツル、やや守りに入っちゃうけれど、ピッチャーが気持ちよくなるようなリードをする信二、そして、この人を忘れちゃいけない抑えのキャッチャー・ベテラン中嶋。
マイケルいわく「中嶋さんと僕は一心同体」と、リリーフ陣&マイケルの時は、この人の老獪なリードがキラリと光りました。
マイケルはピンチになると逃げの投球をしたがるみたいなんですけど、中嶋さんが「強気に行け、強気に」と引っ張ってくれたみたいです。引退も囁かれてるんですけど、あと1年、ツルとマイケルの息があうようになるまでマスクを被っていて欲しいなぁ~

んでもって、9月。「プレーオフ1位通過」という目標が現実味を帯びてきて、多少の足踏みはあったものの、26~27にの最終戦・ホークス戦で斉藤・和田というパリーグ屈指のピッチャーを破り、1位通過決定。
プレーオフまで間があって心配したけれど、その期間を選手達は有効に使ってくれて、大方の評論家の「勢いのあるホークス有利」の予想を裏切り、プレーオフも2連勝。
ダル&八木くんの成長ぶり、落ち着きぶりは、ファンながら驚くものがありました。特にダル。
公式戦最終戦でリリーフ登板したのですけれど、その時、先発の状態に合わせて慌ただしくなるブルペンを経験してリリーフの大変さを知り、「先発が踏ん張らなきゃ」という意識を更に強く持ったそうです。
試合に勝ったというだけじゃなくて、ダルの精神的成長という点でもあのリリーフはもの凄い効果があったのだな……と。あのリリーフ時のダルは、見た事もないくらい力強い、いい投球をしてました。
八木くんはね、もう、見ていて安心出来るレベルっていうか、成長というより「安定」してるなーって。まだ1年目なのに、ベテランピッチャーを見ているような安定感ですよ。好対照な二人が頑張って、そしてついに「パリーグのてっぺん」に。

日本シリーズに関していうなら、日ハムは「野球を楽しんで」いて、中日は「日ハムじゃない何かと勝負していた」って感じですかね。うん、ハムは「野球」をしていて、中日は「勝負」をしていた。
どこかのテレビ番組で言ってたんですけれど、「絶対日本一になる」って意気込んでいた中日の前に「野球がやれるのって楽しいね」なハムが現れて、それで中日の「焦点」が最後までハムに合う事がなかったんだ――って。
私も、そんな印象を受けました。繰り返しになりますけれど、中日は「勝負」をしていて、ハムは「野球」をしていた――と。

第4戦で、トーマスがフォアボールを出しまくって建山に交代した時、内野陣も外野の3人と同じように片膝を地面につけてストレッチするポーズをしてたんですよ。テレビでご覧になられた方もいらっしゃるかと思ううんですが。
あれを見てね、球場全体がなんかすっごく和んで。ピンチなのに。アレを見た時、「ああ、ハムはいつもの雰囲気なんだな」って。気負ってないのが伝わってきて、それが、上記の「ハムは野球を楽しんでいた」って印象に繋がったんですけれど、うん、「いつものハムの野球」が出来ていたのが、たぶん勝因でしょう。

第1戦でダルが負け試合ながら頑張った。ガッツのヘッドスライディングを見て燃えない選手がいないはずない。
第2戦で八木くんが「いつもの野球をすれば大丈夫」だって示した。第3戦でマサルさんが諦めない、粘りの投球を見せてくれた。

第4戦。色々あった金村が、マウンドに上がる前に客席に向かって5回、3塁側レフトライト1塁側ホームベース方向――と5回、頭を下げた時、金村が身も心もハムに戻ってきてくれたんだってのを感じました。
投球は不安定で、ランナーも出て、その度ドームが「ああー」って雰囲気になって、でも、遠い外野側からでも、金村が一球一球気持ちを込めて投げているのが分かって、それで「今日は勝っても負けても悔いはないや」って。
5回、ヒルマン監督が出てきて金村を励まして帰っていった後、バッターをフォークボールで三振に気ってとって、なんかもうそこでちょっと感動して。
その後の継投がちょっとグダグダ気味になってしまったけれど、岡島がピシャリと空気を引き締めてくれて、稲葉がタイムリーを打って試合に勝って、そしてお立ち台。金村の謝罪を聞いた時には、素直に「金村、おかえり!」って言う事が出来ました。成績はダルや八木くんにはかなわないけれど、でも、やっぱりエースは金村だよなって。
来年も、たぶん苦労しそうな気がするんですが、でも、あの時のお立ち台にのぼった気持ちを忘れずにいてくれたら、きっと大丈夫なんでないかと思います。雨降って地固まる――になってくれて、本当に良かったと。

第5戦。中4日でダル登板。昨日も書きましたが、ダルの成長ぶりは目を見張る物がありました。もの凄く落ち着いていた、ピンチになっても崩れなかった、強気で攻める事を貫いてくれた。自己最速153キロ。この日のダルに関しては、何を言う事もありません。
金子のスクイズ、セギのホームラン、稲葉のダメ押し点、中継ぎ抑えの仕事ぶり。まさに今年の日本ハムを象徴する試合でした。
プレーオフで、八木くんとダルが完投して、中日のスコアラーに中継ぎ陣のデータを蓄積させなかったのも、地味に大きかったんでないかと思います。日本シリーズへの準備は、既にプレーオフの時からしていたのだと。


なんというか、「奇跡的なバランス」が今年のハムにはあったんだなーって。若手の台頭、ベテランの活躍。もちろん、問題点はたくさんあったし、あと一つ負けていれば――って状態ですから、もの凄い強いチームだとは言えないんですけれど。
奇跡的なバランス、そして、何より「楽しい野球」をしてくれた。ただヘラヘラ笑ってるんじゃなくて、やるべき事をしっかりとこなして、その上で「笑顔」を見せてくれた。
選手もファンも、みんなが笑顔になれる野球。新庄がハムに残してくれた事、それがきっとハムにとっての「宝物」でないかと思う次第です。

そんでもって、本当に試されるのは来季です。戦力がどうなるか、さっぱり分かりません。2軍の選手も大幅に切ったし、ドラフトで入ってくるのが、今年の八木くんやマサルさんほどのものになるか不明だし。
新庄がいなくなって、大幅――とは言わないものの、やはりそれなりに集客に影響も出てくるでしょう。


だからこそ、私は来年もファイターズを応援します。これまでと同じように、これからも。



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(別サイトの日記より転載・一部修正あり。投稿日時は、元記事の投稿日時です)
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